リストの作成と公開

このトピックには、プライベートで、または Snowflake Marketplace でリストを作成して公開するための手順が含まれています。

このトピックの内容:

リストを作成する要件

リストを作成するには、プロバイダーになるための手順に従う必要があります。 リストのプロバイダーになる をご参照ください。

これらの手順には、次が含まれます。

  1. Snowflake プロバイダーの利用規約 に同意します。

  2. プロバイダーポリシー を確認します。

  3. プロバイダープロファイルを作成して、Marketplace リストまたは有料リストを提供します。

  4. 有料リストを作成する場合は、アカウントの請求を設定します。

  5. プロバイダー権限を持つロールへのアクセス権を取得します。

詳細については リストのプロバイダーになる をご参照ください。

US 政府リージョンにあるアカウントへのリストの共有に関する考慮事項

US 政府リージョンのコンシューマーアカウントとリストを共有するプロバイダーは、以下を考慮する必要があります。

  • US 政府リージョンのアカウントで、データ共有とコラボレーションが有効になっている必要があります(プレビュー)。

  • クロスクラウド自動複製を使用する必要があり、データ製品に、 自動複数でサポートされていないオブジェクト を含めることはできません。

  • Snowflake Marketplace の US 政府リージョン、または US 政府リージョン のコンシューマーアカウントに直接リストを提供する場合、そのリージョンへのリストを自動複製するために作成された安全な共有領域は、そのリージョン固有の料金によるコストが発生します。 Snowflakeリーガル価格ガイド および クロスクラウドの自動複製の管理 から入手可能な消費テーブルをご参照ください。

  • 共有された SNOWFLAKE データベースにある データ共有利用状況 スキーマのビューから、US 政府リージョン内のコンシューマーアカウントに関する使用状況データを取得することはできません。

プライベートリストの作成

無料または有料のプライベートリストを作成して、特定のコンシューマーと直接共有できます。リストを作成する前に、リストのデータを準備します。 リスト用のデータの準備 をご参照ください。

注釈

このセクションのステップを完了できるのは、アカウント管理者(つまり、 ACCOUNTADMIN ロールを持つユーザー) または CREATE DATA EXCHANGE LISTING グローバル権限を持つロールのみです。

無料プライベートリストの作成

無料のプライベートリストを作成するには、次の手順を実行します。

  1. Snowsight にサインインします。

  2. 左側のナビゲーションバーで、 Data » Provider Studio を選択します

  3. + Listing を選択します。 Create Listing ウィンドウが開きます。

  4. リストトの名前を入力します。

  5. Who can discover the listing セクションで Only specified consumers を選択して、リストを特定のアカウントとプライベートで共有します。

  6. How will consumers access the data product? セクションで Free を選択して、コンシューマーが自由に利用できるリストを提供します。

  7. Next を選択します。

  8. + Select をクリックして、リストに含めるオブジェクトを選択します。

    • 1 つ以上のデータベースオブジェクトを選択すると、Snowflake はそれらのオブジェクトで安全な共有を作成します。安全な共有の名前を変更する選択もできます。

    • 既存の安全な共有を選択すると、選択した共有の名前が表示されます。

  9. リストの説明を入力します。

  10. (オプション)複数のプロバイダープロファイルがある場合は、このリストを公開するプロバイダープロファイルを選択します。

  11. Add consumer accounts セクションで、リストを共有するコンシューマーのアカウント識別子を追加します。

  12. ローカルリージョン以外のリージョンにコンシューマーアカウントを追加すると、Snowflake は自動複製を有効にして、リモートリージョンへのデータ複製を許可します。次の追加手順を完了します。

    1. Auto-fulfillment セクションで値を入力し、間隔を選択して、ローカルリージョンからリモートリージョンにデータ製品を複製する頻度を指定します。

    2. デフォルトのウェアハウスが設定されていない場合は、自動複製に使用するウェアハウスを選択します。

  13. Publish を選択してリストを選択したコンシューマーに公開するか、 Save Draft をクリックしてドラフトとして保存します。

注釈

データは、コンシューマーがリストを取得した後にのみ、リモートリージョンに複製されます。 クロスクラウド自動複製の構成 をご参照ください。

有料プライベートリストの作成

有料プライベートリストの作成には、次の手順が含まれます。

  1. リストを作成します(本手順)。

  2. リストを構成します。 リストの構成 をご参照ください。

  3. 承認を得て、公開するためにリストを送信します。 リストの公開 をご参照ください。

有料のプライベートリストを作成するには、次の手順を実行します。

  1. Snowsight にサインインします。

  2. 左側のナビゲーションバーで、 Data » Provider Studio を選択します

  3. + Listing を選択します。 Create Listing ウィンドウが開きます。

  4. リストトの名前を入力します。

  5. Who can discover the listing セクションで Only specified consumers を選択して、リストを特定のアカウントとプライベートで共有します。

  6. How will consumers access the data product? セクションで Paid を選択して、リストの料金を請求します。

  7. Next を選択します。リストのドラフトが作成されます。

ドラフトリストを公開する前に、追加の必須およびオプションの機能を構成する必要があります。 リストの構成 をご参照ください。

Snowflake Marketplace のリストの作成

リストを作成する前に、リストのデータを準備します。 リスト用のデータの準備 をご参照ください。

Snowflake Marketplace のリスト作成には、次の手順が含まれます。

  1. リストを作成します(本手順)。

  2. リストを構成します。 リストの構成 をご参照ください。

  3. 承認を得て、公開するためにリストを送信します。 リストの公開 をご参照ください。

リストを作成するには、次の手順を実行します。

  1. Snowsight にサインインします。

  2. 左側のナビゲーションバーで、 Data » Provider Studio を選択します

  3. + Listing を選択します。 Create Listing ウィンドウが開きます。

  4. リストトの名前を入力します。

  5. Who can discover the listing セクションで Anyone on the Marketplace を選択して Snowflake Marketplace にリストを公開します。

  6. How will consumers access the data product? セクションで、次のいずれかのオプションを選択します。

    • Free にして、コンシューマーが自由に利用できるリストを提供します。

    • Paid にして、リストの料金を請求します。

    • Personalized にして、 Snowflake Marketplace で顧客固有のデータ製品をコンシューマーに提供します。

  7. Next を選択します。リストのドラフトが作成されます。

ドラフトリストを公開する前に、追加の必須およびオプションの機能を構成する必要があります。 リストの構成 をご参照ください。

リストの構成

Snowflake Marketplace の有料プライベートリストまたは任意のリストを作成したら、それを送信して承認を得たり、公開したりする前に、リストの追加情報を構成する必要があります。

リストを構成するには、次の手順を実行します。

  1. Snowsight にサインインします。

  2. 左側のナビゲーションバーで、 Data » Provider Studio を選択します

  3. Listings タブを選択してから、構成するドラフトリストを選択します。

  4. ページに表示される各セクションの横にある Add を選択し、必要な情報を入力します。

    各セクションに情報を入力するときは、各フィールドに対する情報の リスト機能の構成 をご参照ください。編集できる具体的なプロパティは、作成するリストのタイプによって異なります。

リストの公開

リストの作成と設定の後に、リストを公開できます。

リストを公開するための具体的な手順は、無料プライベートリストを公開するか、有料リストをプライベートで提供するか、または Snowflake Marketplace でリストを提供するかによって異なります。

リストを公開するには、ACCOUNTADMIN ロール、または公開するリストに対する OWNERSHIP 権限を持つ別のロールを使用する必要があります。

リストを公開すると、現在および将来のすべての Marketplace リージョンのコンシューマーに表示されますが、コンシューマーは選択したリージョンでのみ製品の入手、購入、リクエストができます。

無料プライベートリストの公開

無料プライベートリストを特定のコンシューマーアカウントと共有するには、それらのアカウントにリストを公開する必要があります。プライベートリストは Snowflake Marketplace では表示されません。

特定のコンシューマーと共有するリストを公開するには、次の手順を実行します。

  1. Snowsight にサインインします。

  2. 左側のナビゲーションバーで、 Data » Provider Studio を選択します

  3. Listings タブを選択してから、公開するドラフトリストを選択します。

  4. Publish を選択します。

リストを公開すると、特定のコンシューマーが Private Sharing でリストにアクセスできるようになります。 コンシューマーとしてリストにアクセスしてインストールする をご参照ください。

注釈

プライベートリストを公開したら、そのリストに関連付けられている共有を変更することはできません。

有料プライベートリストの公開

有料プライベートリストを特定のコンシューマーアカウントと共有するには、それらのアカウントにリストを公開する必要があります。プライベートリストは Snowflake Marketplace では表示されません。

特定のコンシューマーと共有するリストを公開するには、次の手順を実行します。

  1. Snowsight にサインインします。

  2. 左側のナビゲーションバーで、 Data » Provider Studio を選択します

  3. Listings タブを選択してから、公開するドラフトリストを選択します。

  4. Publish を選択します。

リストを公開すると、特定のコンシューマーが Private Sharing でリストにアクセスできるようになります。 コンシューマーとしてリストにアクセスしてインストールする をご参照ください。

注釈

プライベートリストを公開したら、そのリストに関連付けられている共有を変更することはできません。

Marketplace リストの公開

Snowflake Marketplace のすべてのリストは、審査と承認のプロセスを経る必要があります。リストが承認されると、 Snowflake Marketplace で公開できます。リストが拒否される場合は、フィードバックコメントを確認し、リストを更新して、承認のために再送信します。

承認のためのリストの送信

リストを Snowflake Marketplace に公開する前に、承認のためにリストを Snowflake に送信する必要があります。

承認のためにリストを送信したいが、 Submit for Approval のオプションが無効になっている場合は、次を確認します。

  • リストを構成する手順が完了している。 リストの構成 をご参照ください。

  • ACCOUNTADMIN であるか、リストに添付されたデータ製品に対する OWNERSHIP 権限を持っている。

  • リストに添付されたすべてのサンプル SQL クエリが検証に合格した。

承認のためにリストを送信するには、次の手順を実行します。

  1. Snowsight にサインインします。

  2. 左側のナビゲーションバーで、 Data » Provider Studio を選択します

  3. Listings タブを選択してから、承認のために送信するドラフトリストを選択します。

  4. Submit for Approval を選択します。

  5. リストがSnowflakeによって確認された後、状態は Approved または Denied に変わります。

    リストが拒否された場合は、コメントで提供されたフィードバックに基づいてリストを更新し、承認のために再送信します。

    電子メール通知は、リストに関連付けられたプロバイダープロファイルの会社の連絡先とテクニカル関連の連絡先の両方の電子メールアドレスに送信されます。

承認のためにパーソナライズされたリストを送信すると、Snowflake は自動的に Snowflake Marketplace に公開します。その他のリストは、初回は手動で公開する必要があります。リストが自動的に公開されないようにするには、 自動公開を無効にする をご参照ください。

リストを公開する

リストが承認されたら、 Snowflake Marketplace で公開します。

  1. Snowsight にサインインします。

  2. 左側のナビゲーションバーで、 Data » Provider Studio を選択します

  3. Listings タブを選択し、公開する承認済みリストを選択します。

  4. Publish を選択します。

Snowflake Marketplace リストを初めて公開したら、Snowflake からの承認を必要とする後続のリストへの変更は、承認後に自動的に公開されます。リストが自動的に公開されないようにするには、 自動公開を無効にする をご参照ください。

リストを公開すると、現在および将来のすべての Marketplace リージョンのコンシューマーに表示されますが、コンシューマーは選択したリージョンでのみ製品の入手、購入、リクエストができます。リージョン可用性の詳細については、 クロスクラウド自動複製の構成 をご参照ください。

Snowflake Marketplace のリストを公開したら、リストの 紹介リンク を定義できます。紹介リンクを使用すると、コンシューマーにリストのリンクを直接提供できます。

自動公開を無効にする

リストが公開された後、リストに行われる将来の変更について自動公開を無効にすることができます。

自動公開を無効にするには、次の手順を実行します。

  1. Snowsight にサインインします。

  2. 左側のナビゲーションバーで、 Data » Provider Studio を選択します

  3. Listings タブを選択し、自動公開を無効にする承認済みリストを選択します。

  4. リストの詳細ページで、 Settings を選択します。

  5. Listing SettingsPublishing セクションで、 Edit Publishing を選択します。

  6. Publish Settings ダイアログで、 Manual を選択します。

  7. Save を選択します。

リストは自動的に公開されなくなります。これにより、リストに変更を加える場合は、リストを手動で公開することが必要になります。 リストを公開する をご参照ください。

VPS を使用してコンシューマーとプライベートリストを共有する

注釈

この機能はすべてのアカウントで有効化されていません。リクエストするには、 Snowflakeサポート にご連絡ください。

Snowflake Marketplace のプロバイダーが、Virtual Private Snowflake(VPS)アカウントを持つコンシューマーとリストを共有する場合は、次の手順を実行します。

  1. 組織名とアカウントロケーターを VPS コンシューマーと共有します。組織名またはアカウントロケーターがわからない場合は、 SQL コマンドを実行します。

    SHOW ORGANIZATION ACCOUNTS
    
    Copy

    詳細については SHOW ORGANIZATION ACCOUNTS をご参照ください。

  2. コンシューマー向けのプライベートリストを作成します。 プライベートリストの作成 をご参照ください。リストをドラフトとして保存します。

  3. VPS のコンシューマーから連絡があったら、リストを更新して、VPS コンシューマーからリクエストされた組織アカウントを追加します。

  4. リストを公開して、指定したアカウントと共有します。 リストの公開 をご参照ください。

プライベートリストの共有を許可するために VPS コンシューマーが従う必要のあるステップについては、 使用する VPS にプライベートリストを共有できるようにプロバイダーを許可する をご参照ください。